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オートロック付きマンションとは?鍵の種類や売却に有利な理由を解説
2025.11.06
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セキュリティ対策として、需要が高まっているオートロック付きのマンション。本記事では、オートロックの種類と特徴、売却に有利な理由などを中心にご紹介します。
オートロック付きマンションとは?
オートロック付きマンションとは、エントランスに自動施錠システムが設置されているマンションのことで、扉が閉まると自動で施錠されます。エントランスの扉は常に施錠されていて、居住者や許可された人だけが解錠して入館できる仕組みです。
来訪者は居住者にオートロックを解除してもらわないと、エントランスを通過することができません。不審者や勧誘員の侵入を防ぐことができ、防犯性に優れているため、安全面を重視する人にとっては人気です。
オートロックの主な種類と特徴
マンションにあるオートロックは、主に6つの種類に分類できます。
・集合キータイプ
住戸の玄関と同じ鍵で解錠します。鍵1本で自宅玄関もエントランスも解錠できるので、持ち物が増えません。広く普及していますが、前の居住者が合鍵を作っていると、建物内に侵入されてしまいます。
・暗証番号タイプ
テンキーに暗証番号を入力して解錠します。常に鍵を持ち歩く必要がなく、部屋に鍵を忘れてしまっても閉め出される心配がありません。ただし、第三者に背後から盗み見される、暗証番号を連続して間違えるとロックがかかるといったリスクがあります。
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・カードキータイプ
設置されているカードリーダーにカードの磁気データを読み込ませて解錠。複製が難しく、防犯性に優れています。カードなのでかさばりませんが、折れたり汚れたりするとデータが読み取れず、解錠できなくなることも。
・非接触型ICタイプ
ICチップが内蔵されたカードキーをかざして解錠します。最近ではカードキータイプより、非接触型のICカードが主流です。最新のマンションに多く導入されており、家賃は高い傾向があります。
・生体認証(指紋認証・顔認証)タイプ
あらかじめ登録しておいた指紋や顔を照合して解錠します。鍵やカードを持ち歩く必要がなく、暗証番号も覚える必要がありません。高級マンションなどで導入が進んでいますが、認証精度が低いと手荒れやマスクで読み取り不良が起こる場合があります。
・スマートロックタイプ
スマートフォンにインストールした専用アプリを操作して解錠。スマートフォンを使って解錠・施錠できるため、鍵やカードを持ち歩く必要がなく、スムーズに出入りできます。外出先で鍵の閉め忘れを確認したり、遠隔操作したり、便利な機能も搭載していますが、充電切れや不安定な通信環境でスムーズに解錠できない時もあります。
マンションのオートロック化は個人でも可能?
共用エントランスにオートロックを設置するのは、かなりハードルが高いといえるでしょう。というのも、オートロックの導入を実現させるには管理組合での合意が必要になるからです。
オートロックを新設するとなると工事費や保守費用も発生し、修繕積立金を取り崩すか、居住者が負担しなければなりません。エントランスに限らず、すべての住人が利用する共用部分に関しては基本的に個人が勝手に工事することはできないのです。
個人でできる範囲は、自室の玄関のオートロック化まで。マンション全体のオートロック化は、居住者全体で話し合う必要があります。

オートロック付きマンションが売却に有利な理由
マンションの売却を考えるとき、設備や立地は大きな査定ポイントになります。その中でもオートロック付きマンションは防犯性の高さから買い手が付きやすく、売却において有利に働くケースが多いです。
オートロック付きマンションは不審者の侵入を防いで、居住者の安全を守る設備。特に、防犯面を重視する一人暮らしの女性や小さな子どもがいるファミリー層には好評です。
築年数が経過している中古マンションでも、オートロック付きのマンションが選ばれる傾向にあります。同じエリアや同じ価格帯で比較された時に、オートロックの有無が決め手となることも。売却時の強力なセールスポイントになり、資産価値は高く評価されます。

