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【タイ料理入門】初めてでも楽しめる!日本人におすすめのタイ料理 3 選
2025.07.17
近年では日本でもタイ料理専門店が増え、香辛料や香味野菜による独特な味わいに魅了される人が増えてきました。濃厚な味付けのエスニック料理をイメージしてクセが強そうと感じるかもしれませんが、実は日本人の舌に合う料理もたくさんあります。
そこで今回は、タイ料理の魅力と日本人におすすめのメニューを紹介します。
タイ料理の魅力とは?
タイ料理といえば、甘味・辛味・酸味・塩味という4つの味覚が複雑に絡み合った絶妙な味わいが魅力です。甘い・辛い・酸っぱい・塩辛いといった味覚は万国共通ですが、タイ料理ではこれらの味わいを一つの料理に詰め込んで、絶妙なバランスを生み出しています。
味付けだけでなく、ハーブで香りを添えるのもタイ料理の特徴です。特にパクチーは料理にアクセントや深みを出すのに最適な香味野菜で、栄養価も非常に高く、タイ料理には欠かせません。爽やかな香りのレモングラス、酸味が強いコブミカン、魚や肉のにおい消しに利用されるチャーイなどもタイ料理にはよく使われます。
【ガパオライス】
日本人におすすめのタイ料理 3 選
様々な味覚と香りが混ざり合った複雑な味わいのタイ料理のなかでも、日本人が食べやすいメニューを3品ご紹介します。
・ガパオライス
ガパオライスは、タイの王道料理ともいえる「パット・ガパオ(ガパオの炒め物)」にご飯を添えたお料理です。パット=炒める、ガパオ=ホーリーバジルという意味があり、日本語に訳すとバジルの炒め物という意味になります。ホーリーバジルは香り付けに使われるバジルの一種で、爽やかな風味が特徴です。
豚や鶏のひき肉、パプリカや玉ねぎにバジルを加えて炒め、ナンプラーや砂糖で甘辛く味付けします。炒めた具材にご飯を添え、目玉焼きを乗せたら、ガパオライスの完成です。唐辛子も入っているので、ピリ辛な味わいが楽しめます。
・グリーンカレー
グリーンカレーは日本でも人気のタイカレーの一種で、エスニックな味わいが楽しめるスパイシーなスープカレーです。日本ではタイカレーと呼んでいますが、タイではゲーン(汁物の一種)と呼ばれています。日本のカレーのようにドロッとした食感ではなく、さらっとしたスープのような食感が特徴です。
緑色の青唐辛子やハーブ(レモングラスやコリアンダーの根など)が入っているので、緑がかった乳白色をしています。定番の具材は、鶏もも肉、パプリカ、茄子、たけのこなど。青唐辛子のピリッとした辛さとココナッツミルクのまろやかな甘さの絶妙なバランスがクセになると評判です。
・トムヤムクン
トムヤンクンはタイを代表するスープ料理で、世界三大スープの一つとしても知られています。トム=煮る、ヤム=混ぜる・和える、クン=エビを意味し、直訳するとエビを混ぜて煮たスープです。ハーブとスパイスが生み出す独特の風味が特徴で、酸味と辛味の絶妙なバランスがクセになります。
柑橘類の果汁や唐辛子を加えた鶏ガラベースのスープに、エビや魚などの魚介類と野菜やきのこを入れます。酸味の正体はレモングラスにトムヤムライム、豆科の果実タマリンド。口いっぱいに広がる清涼感と食欲を増進させる香辛料が夏にぴったりのメニューです。