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マンション買うならどっち?? 新築 VS 中古
2024.03.15
日本で不動産を購入する場合、新築と中古どちらを買ったほうが良いのか?
それぞれのメリット・デメリットを見極めて、購入計画を立てましょう。
1. 新築マンションと中古マンションの価格差
最も気になるポイントは新築と中古にどれだけの価格差があるか?という点でしょう。
首都圏の最新のデータを見てみましょう。
新築マンション平均価格・・・6,414万円*1
中古マンション平均成約価格・・・3,599万円*2
中古マンションの価格は、新築マンション価格の56%という結果だった。
かなり大きな差があると言えます。
*1 株式会社不動産経済研究所「首都圏新築分譲マンション市場動向2021年上半期」より
*2 レインズ 首都圏不動産流通市場の動向(2020)より
2. 新築マンションのメリット・デメリット
メリット
①全てが新品・最新の設備
新築マンション最大のメリットは、全てが「新品」ということだ。室内はもちろん、 浴室・キッチン・建具に至るまで各メーカーの最新の商品が設備として備わっています。
②修繕積立金が安い
一般的にマンションの修繕積立金は、新築時が最も安いです。
ただし新築マンションを購入する場合は、「修繕積立基金」として一時金を支払う必要があります。
規模や修繕計画にもよりますが、一般的には20万円から40万円の間で設定されることが多いです。
③税金や保険、住宅ローンでの優遇
税金の減免や、住宅ローン・火災保険での優遇が受けられる可能性があります。
デメリット
①高い
最大のデメリットは「高い」ということです。上記の通り新築と中古では2倍近い価格の開きが生じています。
その価格差に見合う価値を見出せるかが判断のポイントといえるでしょう。
②資産価値が大きく下がる
一度人が住めば、その瞬間から「中古」となる。そのため新築で購入するのが最も資産価値の下落率が大きいと言えます。
一般的にマンションは1年で2%ずつ価値が下落していきますが、新築から中古になることによる価値下落は20%に及ぶとも言われます。
住宅ローンを組んで新築マンションを購入する場合、ローン残高が資産価値を上回る「オーバーローン状態」となり売却できないケースに注意が必要です。
③実際の部屋を見て判断できない
新築マンションは建物完成前に販売が始まり、完成前に完売することも普通だ。
顧客はモデルルームを見て判断することになります。
モデルルームでは実際の眺望や日当たり、騒音の状況を知ることができません。
事前に現地を把握できないまま購入することはリスクを伴います。
3. 中古マンションのメリット・デメリット
メリット
①安く買える
中古マンションの一番大きなメリットは、新築に比べて安い価格で手に入れることができる点です。
一般的にマンションは築年数の経過と共に価格が安くなる為、新築よりも安くて良い立地、良い間取の物件と出会える可能
性があります。
②資産価値を維持しやすい
すでに述べたように、新築マンションは買った瞬間に中古となり、10~20%価値が下落する。
その後10年間の価値下落率が最も高いと言われています。10~20年目は緩やかな下落が続き、30年目からはほぼ横ばいとなります。
以上の点から、購入時の資産価値を維持しやすいといえます。
③選択肢が多い
駅前の好立地には、再開発を除きすでにマンションの開発余地が無いのが現状だ。
対して中古マンションには膨大なストックがあり、間取りや立地など、希望に合うものをじっくりと選ぶことができます。
リノベーション技術も年々向上しており、築年数の経過したマンションでも室内は新築同様にすることも可能です。
デメリット
①リフォーム費用や設備の修繕・交換コスト
中古物件のデメリットは、リフォームや設備交換のコストがかかる点だ。オススメはリノベーション済みの物件の購入です。
既にリフォームをされた状態で引き渡される為、追加のコストは一切かからず、すぐに住むことができます。
また設備などの保証が一定期間付く場合もあり安心です。
②税金等の優遇を受けられない可能性がある
住宅に関する税金にはいくつかの優遇措置がありますが、「木造で築20年、鉄筋コンクリート造で築25年以内」という基準が付くことが多いです。
しかし既存住宅瑕疵保険の加入などにより、築年数が基準を超えていても適用を受けられる可能性もあります。
不動産の購入をされている方は、弊社にお気軽にお問い合わせください。